オランダのLGBT団体・COCが、
世界中のゲイ団体に向けて、同性婚獲得のためのマニュアルを発表

by Nick Konishi

 
 

 オランダの、先導的なGLBT(ゲイ/レズビアン/バイセクシャル/トランスジェンダー)の市民権擁護団体であるCOCは、8月22日、世界中のゲイ団体に向けて、同性婚の許可を、各々の政府にどのようにして納得させるか、といった内容の、60ページのマニュアルを発表した。

 COCは、オランダ政府に世界初の同性婚法を通過させるよう圧力をかけ、見事成功させた実績を持つ。

 マニュアルは、オランダのゲイ週刊誌、ゲイクラント・ゲイ・ウィークリーの編集長、ヘンク・クロール氏によって書かれ、世界中のゲイに向けて、裁判を通して、差別的な法律に立ち向かい、同権を勝ち取るために戦うことを呼びかけている。

 「(オランダ以外の)他の国々では、ゲイは未だに奮闘中だ。このマニュアルは、ゲイが向きあうことになるであろう困難と、それに対する対処の仕方を知るための、教科書のようなものだ」とクロール氏は述べている。

 6月に、ローマ法王は、世界中のカトリック教徒に、道徳に違反する行為として、同性同士の結婚の法制化に反対するように呼びかけた。

 それに対し、スポークスマンであるハンス・ウォーマーダム氏はマニュアルの発行に際して、このように述べている。「バチカンの呼びかけは、今日、同性婚の法制化が世界中で考えられているという動きからみれば、全く説得力を欠くものである」

 マニュアルの発行の際には、南アフリカ、イギリス、イタリア、ニュージーランドの大使館からの代表らが立ち会った。

 オランダで初めて同姓同士の結婚式を執り行った、アムステルダム市長のジョブ・コーヘン氏は、同性婚が許可された日から、色々なことが変わったと語った。

 「オランダは、同性同士にも結婚を認めるということを、他の国々に考えさせる重要なきっかけを作った。」と、市長は、手にマニュアルを持ち、紹介を受け、こう述べた。

 COCのホームページから、英語とオランダ語バージョンのマニュアルに限り、ダウンロードすることができようになる予定。

 現在、同姓婚が認められているのは、オランダ、ベルギー、カナダ(オンタリオ州とブリティッシュ・コロンビア州)の3カ国に過ぎない

翻訳&記事の解説:Nick Konishi
(Nick Konishi:東京都在住/翻訳スタッフ)

 

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