米国マサチューセッツ州で
同性婚に関するヒアリング(聴聞会)

by ワタル

 
 

 米国マサチューセッツ州史において最も重要な、ゲイの人権法案に関する聴聞会(ヒアリング)が行われる10月23日の前夜、150組近くの同性カップルが州議事堂に集結した。

 州の司法委員会は、同性婚およびシビル・ユニオンに関する二つの法案について、カップルたちに証言を聞くことになっている。

 ゲイの人権主唱者らは、ゲイやレズビアンの家族を認知するこの法令に賛同するため、州議会の集会所につめかけた。その中には、子ども連れの者も多かった。

 クレア・ハンフリーさんは、自分の娘と幼い息子と一緒に参加し、彼女のパートナーと築いた家庭に対する平等な待遇を要求した。ハンフリーさんは、なぜ殺人犯や児童虐待者が結婚できて、私たちはできないのか、自分の子どもたちに説明したくはない、と語った。

 「同性愛者は、病院にいるパートナーを見舞う権利もない。パートナーが亡くなったときに埋葬法を決定する権利もなく、自動的な相続権もないのです。課税のされ方も大きく異なっています」と「結婚の自由連合」(Freedom To Marry Coalition)のジョッシュ・フリーダスさんは説明する。

 同連合は、この同性婚の州法を修正しようとする、保守派の圧力にも反発している。議会は、この修正を先に進めるか否かを11月中に投票で決定する予定だ。

 またこれとは別に、同性婚に対する賛成派も反対派も、現在、マサチューセッツ州最高裁が、ゲイやレズビアンが婚姻許可証を得るのを妨げることが合憲であるか、に関して判決を出すのを待っている。

 最高裁は、この判決を7月中旬に行なう予定だったが、決定の公開を遅らせており、今冬中にも発表されることが見込まれている。

 他州の立法関係者も、このマサチューセッツ州の判決に注目している。もし同州が同性婚を禁止することはできないと判断すれば、他州でも立憲的にゲイの婚姻を認めざるを得なくなる可能性がある。これに対する危機感を使って、共和党は米国憲法の改正案を強く求めている。これで国内での同性婚の認知への期待を恒久的に断とうというわけだ。

翻訳&記事の解説:ワタル
(ワタル:埼玉県在住/翻訳スタッフ)

 

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