米国・ニュージャージー州議会
同性カップルへの権利を容認

by Nick

 
 

 12月15日(月曜日)、ニュージャージー州議会は、S2820法案(同性カップルにいくらかの権利を与えるために施行されるドメスティック・パートナー法案)を承認するのにぎりぎりで必要な得票数を得た。

 議会投票は、同日夜遅くニュージャージー州都トレントンにて行われ、41人が賛成、28人が反対、9人が棄権だった。

 S2820法案は、ドメスティック・パートナーとしての宣誓供述書をその地域の登記所に提出した同性カップルに限り、病院訪問、相続税控除、扶養家族に対しての州の所得税控除などの権利が与えられる。

 法案は、同州で働く勤労者に対して、同性のパートナーにも健康保険の適用範囲を広げることを容認し、ドメスティック・パートナーに対する差別を非合法化する。

 上院委員会が同法案を認可したので、後はニュージャージー州ジェームズ・E・マックグリービー知事が署名をすれば、S2820法案は有効となる。同知事は過去に同性婚に反対する意見を述べたことがあったのだが、この法案には署名する予定だ。

 「これら(同性愛者)の人々が持つに値する平等と体裁を認める時は来た。これら基本的な権利を保障する法案に署名するのを、私は楽しみにしています」と、同知事は用意された声明を読み上げた。

 ニュージャージー州で7組の同性カップルが、彼らの関係を州内において法的に認知させることを求めて持ち込んだ訴訟を、最高裁が処理してから、現在(12月16日)でほぼ1ヵ月がたった。その裁判では、最高裁裁判官リンダ・ファインバーグ氏は、ニュージャージー州憲法には同性婚を権利として認めている記述はないとしたのだが、同性愛者たちが要求している権利のいくらかを彼らに与えることを、同州の立法者たちに訴えた。

 法案実現に向けての立法議会の賛同者であるロレッタ・ワインバーグ氏は、アトランティック・シティー・プレス(同州の報道機関)に以下のように述べた。「私たちは社会制度を変えようとしているのではありません。(同性愛者という)昔から存在していた人々の存在を認め、我々の社会に受け入れている最中ということでしかないのです」と述べた。

 カリフォルニア州は、ドメスティック・パートナーの権利においてうまく調整をはかることのできている州だ。9月に、元カリフォルニア州知事グレイ・デービス氏は、AB205法に署名をした。その結果、登録した同性カップルに限り、異性愛者が婚姻で得られるのとほぼ同等な、州レベルの権利と義務が与えられることになった。

 カリフォルニア州ドメスティック・パートナーの権利と義務条例として知られるAB205法は、2005年1月から施行される予定だ。

翻訳&記事の解説:Nick
(Nick:東京都在住/翻訳スタッフ)

 

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