ニューヨーク州でも同性婚へ向け大きな動き

 
 

[ニューヨーク州でも同性婚へ向け大きな動き]
 ニューヨーク州も大きく動いている。ニューヨーク市郊外にあるナイアック市の市長ジョン・シールドは、27日・金曜、どこで発行されたものであれ、同性カップルの結婚許可書を認める全米最初の都市になると宣言した。市長は、「同性婚が伝統的な結婚を浸食していくとか、社会を弱くするとかいった主張は全く理解できない。逆に、献身的に愛し合っている人たちの結婚を認めることで、伝統が強力に護られる」と語っている。

 一方、ニューヨーク市の北75マイルにあるニューポルツ村の26歳の村長ジェイソン・ウェスト(緑の党)は、同性カップルを直接的に援助する全米で2番目の地方自治体の長になった。27日・金曜、ウェスト村長は、25組の同性カップルを結婚させた(他の地域からも駆けつけ前日の予定より増えた)。式は、正午少し前から、役所の駐車場で行われた。何百人もの支持者や家族・親族に見守られ、抗議するものもほんのわずかで、一同の喝采で終わった。村長は、「私たちが今目撃しているものは、ここ数十年で最大の権利運動の開花だ」と式で述べた。

 前日、村長が結婚式を行うと宣言した後、結婚を望む同性カップルから「数えきれない」電話とeメールがあり、同村のウェブサイトでは、350組以上のカップルが式典の予約をした。

 ウェスト村長は、ニューヨーク州法が結婚の認定に必ずしも許可書を必要としていない(したがってニューポルツも発行していない)ことをふまえて、結婚式を行うことは彼の「道徳的責任」で、と感じると話した。「この州で結婚を合法とするには、ある権威に裏付けられた式典を誰かがやらなければならない」。ウェスト村長自身がその権威になれる、という自信を持っていることは明らかだ。
 州当局は、この式典を止めさせる手だてを探し始めている。

 「全米市民自由連合」(ACLU)・レズビアン/ゲイ権利プロジェクト法廷担当代表のジェームズ・エセックス氏は、「2人の人間が、永久にお互いの人生を分かち合う約束をする時、それぞれが緊急時に“見知らぬ人(第三者)”として扱われる心配はないはずです。しかし、結婚する権利を否定されたカップルは、いざという時に片方のパートナーが、緊急治療室から締め出され、緊急措置に関する決定権も与えられず、パートナーが死んでも何も任せられない。ニューヨーク州の憲法は、『どんな人間も、法の下の平等を否定さるべきではない』と言っている。これは、愛し合っているカップルが結婚による保護から締め出されるべきではない、ということを意味している。村長は、州の憲法を支持すると宣誓したが、それは単にすべきことをしたというだけなのだ」と語った。

訳&記事の解説:伊藤

 

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