共和党員の同性愛者団体
反ブッシュキャンペーン開始

 「ログ・キャビン・リパブリカンズ」(共和党員の同性愛者の団体、以下LCR)は、10日・水曜、同性婚を禁止するための連邦憲法改正に反対する、100万ドルの広告キャンペーンを始めた。

 キャンペーンの中心は、テレビコマーシャルで、11日、ワシントン特別区から放送が開始された。

 30秒のスポットCMは、4年前にケンタッキー州ダンヴィルで行われた、ディック・チェイニー副大統領の議論(大統領選挙運動中)へ視聴者を連れ戻す。チェイニー副大統領は、そこでCNNのバーナード・ショーに「人々は、結びたいと思うどんな関係でも自由に結ぶことができるべきだ。この領域に、国の政策が必要であるとは思えない」などと語る。画面には、続いて「私たちは、賛成する」(“We agree.”)、さらに「憲法を改正するな」と字幕が出て終わる(「ログ・キャビン・リパブリカンズ」のサイトでこのCMが見られます)。

 LCRのスポークスマン、マーク・ミードは「副大統領は、なぜ憲法を変えるべきではないかに関して、とても有効な議論をした、と思う。それ以来、事態に全く変化はない、と思う」と説明する。また、「共和党が間違った方向へ向かっているのなら、立ち上がって意見を述べるのは、共和党員としての私たちの義務だ」とも語った。

 変わったのは、チェイニーの立場である。先週、チェイニーは、たとえ彼の娘・メアリーが同性愛者であるとしても、ブッシュ大統領の憲法改正に対する考えを支持する、と言明した。

 LCRは、このスポットCMの全国放送を考えているが、まず、オハイオ、ミズーリ、フロリダ、ミネソタ、ニューメキシコ、ニューハンプシャー、ウィスコンシンなど揺れている州で放送する予定だ。どこまで放送できるかは、支援者のカンパにもよるという。

 LCRが結婚の平等を擁護するのは、これが初めてではない。2月、マサチューセッツ州で、同性婚を禁止するための州憲法改正提案を非難する広告キャンペーンにおいて、「人権キャンペーン」と協力した。

 LCRは、さらにここ数週のうちに、新聞や雑誌などでも広告を打つ予定で、自身のウェブサイト上でも新しいコンテンツを立ち上げた。


訳&記事の解説:伊藤

 

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