ゲイ・ウェディングが消費ブームを生む

by ワタル

 オレゴン州ポートランドからニューヨーク州の小さな村、ニューポルツにまで及んだ2月のゲイやレズビアンカップルの結婚は、新たな歴史を築いただけでなく、地元のビジネスにも利益をもたらした。

 サンフランシスコでは、判事が結婚式の停止命令を出すまでの4週間で、4000組以上の同性カップルが結婚した。その期間中、ゲイやレズビアンのカップルは、盛大な晩餐会を急遽手配したり、ホテルの「ハネムーンパッケージ」に予約を入れたり、地元の花屋に殺到したりすることになった。

 ベイエリアの花屋のオーナー、ティム・ファンさんは、今回の同性婚騒動の間だけで、通常の50%増の売り上げになったと見積もっている。注文の電話があまりにも多かったため、他の花屋を紹介しなければならないほどだったと語る。「400個以上のブーケを市庁舎に送ったよ。ニューサム市長宛の感謝の花束もね」。

 「チャーチストリート・フラワーズ」のオーナー、マイケル・リッツさんによると、自分の店もとても繁盛したとのこと。また彼は、個人的かつ職業的な理由から、同性愛者のウェディングが再開されることを期待している。

 「ここ何週間の間、この街はまるで愛に溢れているみたいだった」と、ライフパートナーとこの店を経営しているリッツさんは言う。

 「最近はとても好調です。私たちのホテルとレストランは、このようなビジネスチャンスは大歓迎ですし、感謝しているくらいです」とサンフランシスコを拠点とする「キンプトンホテル&レストラン」の広報部副部長、アンドリュー・フリーマンさんは語る。

 フリーマンさんは、市の中心部にあるキンプトンのホテルの2月の売り上げを10%増と見積もっている。
 「この増収の10〜20%がウェディングの予約によるものだと考えています。その多くが滞在中の新婚さんやその家族の駆け込み予約でした」とフリーマンさん。

 ポートランドでは、マルトノーマ郡が今月2000組以上のカップルに結婚許可書を発行し、サービス業や旅行業の経営者はビジネス増大の恩恵にあずかっている。

 「厳密に経済的な観点から見れば、今回のような滞在者の殺到は素晴らしいことです。ホテルビジネスは上向きですし、花屋やレストランも良い影響を受けています」と「ポートランド・オレゴン観光協会」のスポークスウーマン、デボラ・ウェイクフィールドさんは話す。
「私たちの『ゲイ・ポートランド』という旅行パンフレットを希望して電話してくる潜在的な観光客の数は100%増にもなります」

 ニューヨーク市で先週末(3月20日・21日)行われた「同性カップルのためのウェディング・エキスポは、昨年に比べて参加者が急増した。観衆たちは、将来のハネムーン旅行やケーキのデコレーション、写真家、またその他のグッズやサービスなどを見て歩いていた。AP通信によると、エキスポの参加者数は昨年の800人から今回2万人に増えたとのこと。

 現在のところ、年間1200億ドルにもなるウェディング市場において同性結婚式のファクターがどれほどのものになるのか、ちゃんとした数字は出ていない。しかし、売り手の注目をますますとらえつつある。

 「これは非常に大きな可能性のある市場です。現在はほぼ手付かずの状態で、当事者の人々もお金を使うのを惜しまないでしょう。私たちの業界では、このゲイ・ウェディングが、正当かつ重要で、利益になる部門であると考えています」と「ブライダル・コンサルタント協会」の会長、ジェラルド・J・モナハンさんは話す。

翻訳&記事の解説:ワタル
(ワタル:埼玉県在住/翻訳スタッフ)

 

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