米マサチューセッツ州
いよいよ同性カップルへの結婚許可書発行

 いよいよ、米国マサチューセッツ州での同性カップルに対する結婚許可書発行開始が、来週月曜(5月17日)に迫って来た。実行されたあとの状況によっては、他州で行われている同様の判決が出る可能性がある訴訟(同性カップルが結婚できないのはおかしいと訴えているもの)にも影響を与えるとあって、全米の注目を集めている。

 5月13日には、保守系のグループが、連邦裁判官まで、発行の緊急停止を訴えたが、あっさりと退けられた。保守系の「マサチューセッツ州最高裁は、自分で判断できる範囲を超えた」という主張には、「これは純粋に州の問題で、連邦裁判所が州最高裁の決定に口を出す余地はない」。また、「大混乱が起こる」という主張には、「50年代〜60年代に人種間の統合問題(アフリカ系アメリカ人が市民権を獲得して行く過程)が起こったときも、『混沌として無秩序になり世界は終わる』といわれたが、全くそんなことはなく今に至っている」と明快に判断した。その他の、緊急の提議も、ことごとく失敗している。

 今や、問題は、マサチューセッツ州が、州外の同性カップルをどう扱うかに集中している。12日、ボストンは、ミット・ロムニー知事の指令(マサチューセッツ州に住んでいるか、住む意志があるカップルだけに発行/詳しくはこちらから)通り、州外の同性カップルには結婚許可書を発行しない、と決定した。

 一方、ボストン郊外のサマーヴィルと、ボストンの西約45マイルにあるウスターは、同日、州外のカップルを受け入れると表明した。プロヴィンスタウンも、すでにロムニー知事の指令を無視すると早くから言明している。

 この件に関してまだ態度を決めかねている都市もあり、当日まで混乱が続きそうだ。 

  来週月曜日、5月17日から、結婚許可書の申し込み受け付けが始まり、異性カップル同様の手続きを経て(この間の審査でまずはねられることはない)、3日後の5月20日に、カップルは許可書を手にすることができる。それは実質的に、20日木曜日が、マサチューセッツ州で同性カップルが結婚できる最初の日となることを意味している


訳&記事の解説:伊藤

 

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