アメリカを変えた7組の同性カップル

by ワタル

 米国、マサチューセッツ州での同性婚禁止に果敢に立ち向かった7組の同性カップル(最高裁から同性婚禁止は憲法違反という判決を引き出した裁判の原告→詳しくはこちらから)が、5月17日に結婚する運びとなった。州では、結婚許可書の発行を受け実際に結婚式が行われるまで、3日間の待機期間を設けているが、すでに7組とも法的に免除されることが保証されている。

 7組のカップルはそれぞれの市や町の庁舎に行って結婚許可書の申込書をもらい、地方裁判所または検認裁判所で3日間待機の免除を受けてから、再び庁舎に戻って結婚許可書を発行してもらい、そして同日中に結婚できることになっている。

主原告であるジュリー・グッドリッジさんとヒラリー・グッドリッジさんは17年来のパートナー。彼らの8歳になる娘、アニーちゃんも2人の結婚式には欠かせない存在だ。
 2人のセレモニーは、ボストンのユニテリアン・ユニバーサリスト協会本部で行われる。
 2人の親友で弁護士のデボラ・ケイさんが司会を、ユニテリアン・ユニバーサリスト協会会長のウィリアム・シンクフォード牧師が挙式を執り行う。
 数人の友人がスピーチを行い、2人を紹介したドミニ・ソーシャル・インベストメントの創設者、エイミー・ドミニさんもその一人。
 そしてケーキとシャンペンの披露宴で幕を閉じる。
 ジュリーさんはノーススター・アセット・マネージメントの創設者であり代表。この会社は社会的責任のある投資を専門とする投資顧問事務所だ。1990年に創設され、5千万ドルを運営管理している。
 ヒラリーさんは初めて尽くしの人だ。ニューハンプシャー州コンコードにあるセント・ポール学校の最初の女子クラスの一員で、ダートマス・カレッジでは3番目の女子クラスに在籍。現在、ユニテリアン・ユニバーサリスト基金プログラムのプログラムディレクターとして、毎年約百万ドルを全米の宗派や社会福祉事業、また司法プログラムに寄付している。

ロバート・コンプトンさんとデビッド・ウィルソンさんは、結婚式で9年間のパートナーシップを家族や親戚と一緒に祝うことになっている。
 2歳から37歳になる2人の8人の子どもや孫も出席し、教会集会のメンバーも参加するとのこと。
 そしてボストン・ゲイ・メンズ・コーラスが、2人のために選曲した歌を披露することになっている。

マイク・ホランさんとエド・バルメリさんは10年来のパートナー。
2人は17日の昼間、上記の、グッドリッジさんたちとロバート・コンプトン&デビッド・ウィルソンさんカップルの式に出席し、2人のウェデングセレモニーは、その夜に市内のホテルで行われる。

ニュートン市のモーリーン・ブロドフさんとエレン・ウェイドさんは20年以上にわたる関係を続けている。2人には、15歳になる娘のケイトさんがいる。
 ニュートン市長のデビッド・コーエンさんが祝辞を述べ、治安判事のゲイル・スモーリーさんが結婚式の司会をつとめる。
 2人の式には、家族や友人ら50人が参加し、その中にはマサチューセッツ州前司法長官のジェームス・M・シャロンさんもいる。

ノースブリッジ市のリチャード・リンネルさんとゲイリー・シャルマースさんは15年来のパートナーで、11歳になるペイジちゃんの両親でもある。
 ペイジちゃんは結婚式で、フラワーガールとして花びらをまいて花嫁先導の役目をし、ウースター・ユニテリアン・ユニバーサリスト教会の牧師、アーロン・ペイソンさんが司祭をつとめる。それぞれの親戚(いわゆる「拡大家族」)や友人らが、教会で行われる2人の披露宴に出席する。

33年以上に渡る関係を祝って、グロリア・ベイリーさんとリンダ・デービスさんは、友人らとビーチで結婚式を挙げる。ファースト・パリッシュ・ブルースターの牧師、マイケル・ジョンソンさんが式を執り行う。

ジーナ・スミスさんとハイディ・ノートンさんの場合は、2人の子供であるアベリーちゃん(7歳)とクインちゃん(4歳)、そして家族や友人らとともに朝8時にノーサンプトン市庁舎に集まり、メインストリートを歩いてキング・ストリート33番地にある検認裁判所に行き、3日間待機の免除を受け取って結婚する。
 彼らは申し込み手続きの間、ガーベラの花を市長や職員に配って歩くそうだ。
 2人のプライベートな式はその日の夜に行われ、統一キリスト教会の牧師ケリー・ギャラガーさん、UCCキリスト・コミュニティの牧師が司祭をつとめる。

翻訳&記事の解説:ワタル
(ワタル:埼玉県在住/翻訳スタッフ)

 

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