米マサチューセッツ州の同性婚のニュースをうけ
全米各地に祝福の声があふれる

by 斎藤

 マサチューセッツ州が国内で同性婚を法的に認める最初の州となったことをうけて、全米の団体や個人が今日5月17日、結婚許可証を求めた何百組もの同性カップルを祝福している。そのコメントの一例をここで紹介しよう。

 「ラムダ・リーガル」の代表であるケビン・キャスカートさんはこう述べた。「マサチューセッツでのこの歴史的な一日は、全米の同性カップルにとって、今後長きに渡るであろう、困難を乗り越えての進歩の始まりにすぎません」。

 「全米ゲイ・レズビアン・タスクフォース(NGLTF)」の代表であるマット・フォアマンさんはこう述べた。「全米のレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの人々が平等な権利を求めて闘ってきた40年以上もの年月がなかったら、このような素晴らしい日がやってくることは決してなかったでしょう。毎日毎日、毎年毎年、私たちは人々の心を開き、気持ちを変えてきたのです」。
 フォアマンさんは声明の中でこう続けた。「私たちがこのような驚くべき大躍進を手にすることができたのは、マサチューセッツの多くの人々のおかげです。Gay and Lesbian Advocates and Defenders(GLAD:1978年創立のゲイとレズビアンの人権擁護団体)、メアリー・ボナウトさん、「平等を求めるマサチューセッツ」the Massachusetts Freedom to Marry Coalition(MFMC:マサチューセッツ結婚する自由のための連合)、私共NGLTFのスー・ハイド、グッドリッジさん(主原告)の訴訟に加わったカップルたち、そして、同性愛者・異性愛者の違いを問わず、これまでグッドリッジさんたちを守り、そして自らの家族を祝うために尽力していただいた、何万人ものマサチューセッツの住民の皆さんです。また、私たちは強烈な反対派を前にして法の原則を果敢に適用してくれたマサチューセッツ州最高裁判所の判事の皆さん4人にも、拍手を送りたいです」。

 サンフランシスコ市長であるギャビン・ニューサム氏とサンフランシスコ郡評価記録官であるメイベル・テン氏が、今年2月に同性カップルへの結婚許可証を発行した後、カリフォルニアで結婚した最初の同性カップルであるフィリス・リオンさんとデル・マーティンさんは次のように述べた。「マサチューセッツで平等のための注目すべき勝利を達成するために懸命に闘ってきたカップルたちに、私たち感動しています」2人はの中でこう続けた。「私たち2人が生活を共にすることにした51年前には、このような日が来るとは想像だにしませんでした。でも、今なお、長く待たされてもいるんです。マサチューセッツの同性カップルたちと共にこの日を祝福しながら、私たちカリフォルニアのゲイやレズビアンのカップルは、未だ自分の州で結婚する権利を保障されていないことを強く感じずにはいられないからです」。

 「全国レズビアン権利センター(NCLR)」の代表であるケイト・ケンデルさんはこうコメントした。「自分の家族に対する完全な平等と尊厳に満たないものを受け入れることを拒んだ、マサチューセッツの同性カップルたちの大きな勇気に感激しています。ここカリフォルニアでも、自分の家族に対する同様の安全と尊厳と保護を達成するまで、私たちがその歩みを止めることはないでしょう」。

 「全米市民自由連合(ACLU)」の弁護士スタッフであるタマラ・ラングさんは次のように述べた。「今週マサチューセッツで起こった同性婚という現実によって、他の州の人々は、みな結婚する権利を享受する自由を持つべきであるということを、思い出したのです。結婚とはかかわり合いです。それは共有であり、愛であり、信頼であり、折り合いをつけることなのです。お互いに個人として、一生かかわり合う関係性を築くことを選んだ2人の大人に対して、彼ら/彼女らがゲイやレズビアンであるという理由だけで、結婚する権利を与えることを拒絶するべきではありません」。

 「平等を求めるメリーランド」代表のダン・ファーマンスキーさんはこう話した。「やがて、2004年5月17日は、アメリカ合衆国の歴史の中で社会正義が実現した特筆すべき日として、ほぼ世界的にみなされることになるでしょう。そこでは、性的指向を理由にした差別が非アメリカ的であると考えられ、また、愛とかかわり合いと家族と平等が繁栄しているのです」。
 「残念なことに、メリーランド州に住むあらゆる階層の何千組もの(同性)カップルが、未だ法律の上では赤の他人としてみなされています。たとえ彼ら/彼女らが何十年もの間、生活を共にしているとしてもです。メリーランド州では、これらの人々に結婚する平等を与えないことで、同性カップルの何千人もの子どもたちが、他の子どもたちが与えられるのと同様の(法的な)保護を受けられないままでいます」。

 「ログ・キャビン・リパブリカンズ」の代表であるパトリック・グエリエロさんはこう話した。「日付が変わった今日5月17日の12時1分、私はマサチューセッツ州ケンブリッジで、同性カップルへ最初の結婚許可証を与える場に立ち会うことができたのを光栄に思っています」。
 「寛容的でない人々が何と言おうとも、今日空が落ちてくることはありません。今となってはいかなる結婚も脅威に晒されることはなく、いかなる教会や宗教的な組織が何かを強要されることもないでしょう。これまで起きてきて、これからも起こっていくただ一つのことは、お互いに愛し合い、最期の時までお互いを大切にしていくことを望んでいる2人が、平等な法的な保護を受けることができるようになるということです」。

翻訳&記事の解説:斎藤
(斎藤:群馬県在住/翻訳スタッフ)

 

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