同性結婚式を主宰した
仏ベグル市長マメール氏停職になる

 フランス南西部、ボルドー近郊の都市、ベグルの市長であるノエル・マメール氏は、6月5日、同国初となる男性2人の同性どうしの結婚式を主宰した(詳しくはこちらから)。6月15日、これに対し、たび重なる警告を無視して、結婚式を行ったとして、内務大臣の指示で、正式に1ヶ月の停職になった。

 彼は、当初から強気な姿勢を崩しておらず、最近も自分のウェブサイトで「結婚に関する民法のどの条文にも、『異性カップルだけが結婚できる』とは明確に書かれていない」「安定して長く続いている同性カップルの存在は、紛れもない現実だ。現在、我が国で行われている民事婚(届け出による結婚)の制度は、同性カップルに対して差別的だ」と述べている。

 しかし、内務大臣ドミニク・ドゥ・ヴィレパンは、マメール市長とは見解を異にし、フランスの法律の下では「無効である」と警告し続け、ついに停職を命じた。同時に、行われた結婚も無効であると宣言した。

 式を挙げたバートランド・シャーペンティエさんとステファン・シャパンさんは、フランス政府が結婚を認めることを拒否したら、ヨーロッパ人権裁判所に訴えると言っていたが、まだそれを実行するかどうかは表明していない。

 マメール市長は、停職中はこれ以上結婚式を行わないと誓っているが、共感的な政治家に、自分の「闘い」に加わってくれるように求めている。また、「国内の選挙で選ばれた公務員で、同性婚を支持している人たちは、ベグルで行われた例に続いてほしい」とも訴えている。

訳&記事の解説:伊藤

 

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