スペインで同性カップル第1号が結婚

by Nick

 30年間寄り添った二人の男性カップルが7月11日(月曜)に結婚した。このカップルはスペインの新法で同性婚が認められてから初の結婚したケースとなる。

 挙式はマドリッド郊外のトレス・カントス町で行われた。同法は国王ホァン・カルロス1世のサインを経て7月3日に施行され、スペインは同性カップルに全ての法的権利を認める世界で3番目の国となった。先駆けとなった他の2カ国とはオランダとベルギーである。また、カナダにて同様の法案が審議中である。

 スペインのテレビはカップルの映像を放映した。ニュースリポートによって明らかになったそのカップルとは、エミリオ・メネンデスさん[ショーウィンドー・デザイナー]とカルロス・バチュリンさん[精神科医]で、トレス・カントス市庁で挙式した後、カメラに向かって微笑みかけ、ウェディング・リングをかざした。エミリオ・メネンデスさんは「私たちは、お互いに愛し合い、お互いを幸せにしたいと思っている『一般的な』カップルです」と述べた。

 社会労働党(与党)で、社会問題対策主任のペドロ・セロロ氏も挙式に出席した。

 町議会は保守的な民衆党によって運営されているが、その民衆党は6月30日に、スペイン議会にて同法案が審議された時に、反対をしている。

 挙式は法案に賛成をした統一左翼党所属の町議会議員の下で執り行われた。もし保守的な町長が挙式を執り行うことに反対していた場合は、このニュースはすぐに知れ渡ることはなかったであろう。

 議会で投票が行われた日、スペインのローマ・カトリック教会は、同性婚に反対する民間機関に、同性婚の挙式を執り行うのを拒否するようにほのめかす通達を出した。

 同法は、ヘテロセクシャル(異性同士)の夫婦が授与されるものと同等の権利を同性カップルに与えるものである。結婚の他には、子どもを養子にとることも、お互いの遺産を相続することも可能となった。

 7月3日に同法が施行されて以来、約50組の同性カップルが結婚するために必要な書類を提出したものとみられている。

 スペイン法務省は、スペイン人口4300万人のうち10%が同性愛者であるとの予測をしている。

 

翻訳&記事の解説:Nick
(Nick:東京都在住/翻訳スタッフ)

 

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