5月16日の各新聞の報道によると、米国カリフォルニア州の最高裁判所は、5月15日、婚姻を「男女間の結びつき」と定義している同州の婚姻法は、同性婚と異性婚を区別している点で州憲法の「個人の平等」に違反する、という画期的な判決を出した。
この訴訟の発端は、2004年にサンフランシスコの市長ニューソム氏が、独自の判断で同性カップルに結婚証明書を発行したことが発端。州最高裁などから「越権行為」としてストップがかけられ、それに呼応した米国内での他の動きも、終息していってしまったが、サンフランシスコ市や市民が州を訴えて、長い裁判が始まり、4年かかってやっと判決に至ったのだ。1審では勝訴、上訴裁判所では敗訴、そして最高裁で大逆転判決となった。
州の最高裁が同性婚を認める判決を出すのは、2003年のマサチューセッツ州に続いて米国内で2度目。判決では「同性婚を認めても異性カップルの権利は侵害されないが、認めなければ同性カップルの権利は損なわれる」「同性カップルに異なる身分を与えることは、彼らを『二級市民』と扱うようなもの」という論理が用いられた。
この判決が30日経って確定すれば、カリフォルニア州内の各自治体は、同性カップルに結婚証明書の発行を始めることになる。過去に同性婚を認める法案に拒否権を行使したシュワルツェネッガー知事が「判決を尊重し、州最高裁の判断を覆すような州憲法の修正は支持しない」との声明を発表したことから、判決は確定することが予想される。
それでも最高裁の判事団7人の判断は、4対3だったそうで、まだ紆余曲折があることもありえよう。それでも、この判決は、私たちLGBに、大きな希望を与えるものであることに変わりはない。2004年に起きた、米国での同性婚への大きなうねりは、しぼんだかに見えたけれど、多くの人たちの努力で、復活した。私たちも夢と希望を捨てずにいたい。
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[なお2004年の動きについては「アーカイブス>同性婚・パートナーシップ法★トピックス>サンフランシスコ市/カリフォルニア州」に詳しい経過が掲載されていますので、そちらを参照してください]
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